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硬水とキレート剤について質問です!

Ayarin

 はじめまして。石けん生活は長いですが赤星さんのHPを拝見してから
こちらも参考にさせてもらい石けん好きに磨きを掛けているAyarinと
申します。

 来週、加入している生協の学習会で石けんのアピールをします。
石けん生活の浅い方やなかなか石けんに手が出せない方、うまく使い
こなせなくて悩んでいる方に合成洗剤の問題点をクローズアップさせる
だけでなく、「石けんでもこんなに汚れが落ちます」という点や
「高価」あるいは「使いにくい」というイメージを少しでも変えて
もらいたいというのが目的です。

 今回相談したいのは、同じ委員の中で「石けんを使い始めたがあまりにも
硬度が高く衣類が黒くなるので挫折しそう」という方がいらっしゃいます。
何でもその地域はミネラル水を市水として使用しているそうでとてもおいし
いのだそうです。細かい成分がわかりませんが、洗濯の場合は白物は2・3
回洗うと黒くなるそうです。これがいわゆる金属石けんなのでしょうか。

 それでまず酸素系漂白剤を足して洗ってみては?とアドバイスをして
みました。まだその結果を聞いていないのですが・・・
この場合アルカリ洗濯で解決するものなのでしょうか。
一応来週の学習会の際に水を持ってきてもらうことにしていますので
実験をしてみようとは思っていますが。

 また、タイミング良く生協で硬水向けにキレート剤(ASDA)入りの粉石けん
を扱うことになり、来週の学習会で紹介することになっています。その為の
開発した会社の方の講演に参加した際は、この方もこれを使えば解決するか
も。。。という気持ちになっていました。

 しかし、多少気にはなっていたのでその後こちらのサイトでASDAについて
調べたところ安易に取り入れていいものか?と思いました。確かに
極度な硬水を使う方には勧めても良いかもしれません。しかし
「平均的な硬度の地域でも今より石けんの使用量が抑えられます」
というような勧め方には少し抵抗を感じます。

 とはいえ、生協の学習会という場で「ASDAを採用したことは
あまり望ましくない」的な発言はできないなぁと思っています。
まずはこれを採用した生協の考えを聞くべきなのですが・・・。
ちなみに生協で主に扱っている粉石けんは米ぬか油脂脂肪酸が主原料で
石けん分65%+炭酸塩で香料入りとなしとあります。
おそらく上記の方もこれのどちらかを使用しています。

我が家は地下水で、確かに冬は溶けにくいですが、この石けんで
そんなに使い勝手が悪いことはなく風呂の残り湯や熱湯を使い、汚れに
応じて標準使用量の1.2〜1.5倍くらいで十分に泡が立ちます。
ただし私の場合は子どものオムツはほぼ毎回石けんですが、それ以外は
普段はアルカリウォッシュを使っています。また液体石けんも生協のものを
常備し、炭酸塩は石けん百貨にて購入しているので単に上手く
使いこなせているのかもしれません。

 随分長くなってしまいましたが。
1)極度な硬水(?)において、アルカリ洗濯を勧めて解決するものなのか?
2)キレート剤入り石けんを勧める際、現在の石けんで満足している人に
 安易に勧めるよりはアルカリ洗濯を進めるほうが良いのでは?という
 私の考えは正しいのか?
の2点についてご意見を拝借したいのです。

2)については私の所属する生協はアルカリ洗濯についてはこれまで特に
認めても反対してもいません。重曹だけは扱っていますが。
何度か提案してみようと思っていたので、今回このように訊ねてみようと
思っています。

 それでは失礼致します。よろしくお願い致します!

旧石けん楽会のこのトピックを見る
2004年07月01日
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  • ありがとうございます!!

    Ayarin

     みなさん(お名前省略してごめんなさい)いろいろとアドバイス頂き
    ありがとうございました。とても参考になりました。

     質問1)の対象となった方が、石けんに変えられてどのくらいかも確認して
    いませんので、まずは石けんでの上手な洗濯の仕方や洗濯層の掃除など
    石けん洗濯の基本的な点からアドバイスしてみたいと思います。
    その上でアルカリ剤との併用、更に軟水器の情報なども付加してみようと
    思います。

     少しでもその方の洗濯に良い変化があれば嬉しいです。そしてそれを
    聞いたらまたご報告したいと思います。

     質問2)のキレート剤(ASDA)入り石けんについては生協の方にも提案
    してみたいと思います。せっかく新しい製品を取り入れるのに間違った
    勧め方をするのはもったいないと思いますし、何の為に石けんを支持する
    のかわからなくなるような気がします。

     それでは失礼いたします。     Ayarin

    2004年07月05日
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  • Re: 硬水とキレート剤について質問です!

    猪ノ口 幹雄

    Ayarinさん、みなさん、こんにちは。

    2つのご質問にお答えします。

    > 1)極度な硬水(?)において、アルカリ洗濯を勧めて解決するものなのか?

    当サイトではアルカリ洗濯を石けん洗濯に代わるものとしてお奨めしているわけではありません。
    アルカリ洗濯はあくまで軽い汚れに向いた洗浄方法であって、石けん洗濯と併用してこそ意味のあるものです。

    極度な硬水とのことですが、欧米のような硬度が300とか400ということは先ず考えられませんので、硬度180〜200程度で考えてみたいと思います。
    アルカリ洗濯は硬度成分に影響されませんので、石けんでの洗濯の場合ということになりますが、以下のような方法が考えられます。

    (1)軟水機能付きの洗濯機もしくは軟水機を使用すること。

    (2)高温が設定されている外国製のドラム式洗濯機を使い、高温で洗濯をする。(いわゆる煮洗いになります)

    (3)硬水の場合は炭酸塩に一定の水軟化作用が期待できます(重曹には水軟化作用は期待できません)ので、炭酸塩と粉石けんを多めに、洗濯中に泡が消えない濃度で洗濯をする。

    ASDAにつきましては、私どもも調べていますが、メーカーの謳い文句が客観的なデータに裏付けられたものかどうか、きちんとした資料の提示を求めたいと思います。
    http://www.live-science.com/bekkan/intro/builder2.html
    「エチレンジアミン四酢酸(エデト酸)は環境中でほとんど生分解されないため、最近では、生分解されるキレート剤として、L-アスパラギン酸二酢酸(ASDA)、L-グルタミン酸二酢酸(GLDA)などが登場しています。これらは、難分解性のエデト酸との比較で「生分解性キレート剤」と呼ばれていますが、生分解には時間がかかる(完全分解には約4週間ほどかかるとされている)ため、洗剤に使われた場合には、環境に負荷をかける物質のひとつだと考えられます。」

    Ayarinさんもお書きのように、少なくとも高硬度地域以外での水軟化剤の使用は大いに疑問があります。

    > 2)キレート剤入り石けんを勧める際、現在の石けんで満足している人に
    >  安易に勧めるよりはアルカリ洗濯を進めるほうが良いのでは?という
    >  私の考えは正しいのか?

    1)でお答えしていますが、アルカリ洗濯は通常の洗濯に取って代わるものではありません。合成洗剤をお使いの方も含めて現在の洗濯方法に、軽い汚れにはアルカリ洗濯を併用していただければ、洗浄剤による環境への負荷を軽減することができると思います。

    なお、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)でのアルカリ洗濯や粉石けんとの併用は温度と時間によって有効酸素がはたらきますので、炭酸塩のみを使用した場合とその効果はほとんど変りません。
    http://www.live-science.com/honkan/partner/percarbonate.html

  • 重曹で硬度を下げてみる

    のり

    こんにちは。Ayarinさん


    重曹を硬度の高い水に溶かしてしばらくそっとしておくと、硬度成分と
    重曹が結合して沈殿し、上澄みは硬度50程度になるようです。この性
    質を利用してお風呂の残り湯に夜のうちに重曹を溶かしておいて翌朝そ
    の上澄みを汲み上げて洗濯に使えれば、硬度の高い地域でも石鹸でかな
    り上手く洗濯できるのではないかなと思います。日頃残り湯で洗濯して
    いる方ならそれほど難しくないと思います。

    キレート剤が入っている石鹸なら石鹸カスも減って仕上がりも良くなる
    のではないかと思いがちですが、濯ぎ段階にはキレート剤はもうないの
    で、濯ぎからはキレート剤が入っている石鹸も通常の石鹸もほぼ条件は
    同じになります。1回目の濯ぎで繊維に残っている石鹸はほとんどすべ
    て石鹸カスになります。そうすると、仕上がりは通常の石鹸とかわりな
    いかもしれません。

    濯ぎの段階でも水中の金属イオンが繊維を黒ずませている可能性がある
    とすれば、2回目以降の濯ぎはクエン酸を入れるとクエン酸にキレート
    作用もありますし(水垢掃除にはクエン酸だしということで)多少それ
    を防ぐことができるかもしれません。でもここはあまり自信ないです。

    > 「平均的な硬度の地域でも今より石けんの使用量が抑えられます」
    > というような勧め方には少し抵抗を感じます。
    わたしもそう思います。使用量が若干増えても環境負荷が少ないほうが
    よいと考える人は多いのではないでしょうか。

    洗浄力への要求度は人それぞれで、かなり違います。
    石鹸で洗濯していてその汚れ落ちが当然と思っている人にアルカリ洗濯
    を勧めてもすんなり受け入れてもらえるかどうかは分かりません。ほど
    ほどに汚れが落ちれば手軽な洗濯のほうがよいと思う人にはアルカリ洗
    濯を受け入れやすいと思います。(なんか答えになっているのか?)

    洗濯は泡立てるものと思ってきた人にアルカリウォッシュを勧めるには
    それなりに洗浄力がないと受け入れられない人もいるかもしれません。
    酸素系漂白剤でのアルカリ洗濯は、そういう人でもかなり受け入れてく
    れるような気がします。サイトによっては重曹大さじ2と酸素系漂白剤
    大さじ1の割合でのアルカリ洗濯を紹介しているところがあるのですが、
    わたしは酸素系漂白剤大さじ2だけでもよいのではないかと思っていま
    す。(なぜ重曹大さじ2と酸素系漂白剤大さじ1なのか?理由をすごく
    知りたい。まああんまり違いはないと思っています。)

  • 重曹では・・・

    たなべ

    たなべです。こんにちは。

    > 重曹を硬度の高い水に溶かしてしばらくそっとしておくと、硬度成分と
    > 重曹が結合して沈殿し、上澄みは硬度50程度になるようです。

    この情報源はどういうところでしょうか?

    私が持っている「洗剤通論」(ISBN 4-87403-018-1)という本には、
    「炭酸ナトリウムは(中略)硬水中のCa2+イオン、Mg2+イオンと反応して
    不溶性の炭酸塩を生成し、硬水を軟化する。」
    「炭酸水素ナトリウムは硬水を軟化しない」
    「セスキ炭酸ナトリウムは硬水軟化作用を表し、」
    とあります(p.172〜173)。つまり、重曹は硬水を軟化しないと書いてあります。
    炭酸カルシウムは水に溶けず沈殿しますが、炭酸水素カルシウムは水に溶けますから、
    重曹(炭酸水素ナトリウム)がカルシウムイオンと反応して沈殿するということは考えにくいです。

    炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)の硬水軟化作用ですが、この本にあるような、
    炭酸イオンがカルシウムイオンやマグネシウムイオンと反応して沈殿を
    つくるという反応は、硬度成分のうち、非炭酸塩硬度(永久硬度)と
    いわれるものにだけ有効だと思われます。外国には、非炭酸塩硬度が
    高いところもあるそうですが、日本のほとんどの地域では、
    硬度成分の大部分が炭酸塩硬度(一時硬度)らしいので、
    炭酸ソーダによる硬水軟化作用はそれほど期待できなさそうです。
    でも、炭酸塩硬度(一時硬度)は煮沸すれば取り除くことができるので
    (石けん百科「硬水と軟水」にも出ています。
    http://www.live-science.com/honkan/theory/kousui.html)
    煮洗いのような高温洗濯なら、硬度成分は少なくできると思います。
    ヨーロッパや韓国で高温洗濯の習慣があるのは、このためだそうです。洗濯機も、高温洗濯用のものが売っています。
    猪ノ口さんも書かれていますが、そのような洗濯機を使うのも一つの手ですし、
    衣類が黒くなるほどの極端な硬水であれば、軟水器を使うことも考えられると思います。

  • Re: 重曹では・・・

    のり

    こんにちは。たなべさん
    参考にりました。ありがとうございます。
    硬度成分が炭酸塩硬度(一時硬度)だけだとすると硬度がいくら高くても単に
    石鹸カスが多くなるだけで、わずか数回の洗濯で白ものが黒ずむようなこと
    は考えられないような気がするのですが…これは何なのでしょうね。
    非炭酸塩硬度(永久硬度)が高いと石鹸(炭酸塩が添加された)を使うことによ
    り繊維に非炭酸塩硬度(永久硬度)の析出したものが入り込んで黒ずみになる
    ことはあるんでしょうか。

  • Re: 重曹で硬度を下げてみる

    Ayarin

     のりさん早速のレスありがとうございます。

    > 重曹を硬度の高い水に溶かしてしばらくそっとしておくと、硬度成分と
    > 重曹が結合して沈殿し、上澄みは硬度50程度になるようです。

     来週実験しようと思いますが、まず硬度が下がったかどうかというのは
    わかるものなのでしょうか?洗ってみるしかないでしょうか?
    ガラス瓶に水を入れ、重曹を入れた上澄みを取り、石けんを入れて
    ガーゼなどの布を洗って試してみることができれば分かりやすいかなぁ
    と思います。

    > 濯ぎの段階でも水中の金属イオンが繊維を黒ずませている可能性がある
    > とすれば、2回目以降の濯ぎはクエン酸を入れるとクエン酸にキレート
    > 作用もありますし(水垢掃除にはクエン酸だしということで)多少それ
    > を防ぐことができるかもしれません。でもここはあまり自信ないです。
     
     濯ぎも同じ硬水でしなければないのですから難しそうですね。
    その方が現在どのような洗濯の仕方をされているのか詳しく聞いて
    いないので、まずそれを聞いてアルカリ洗濯に抵抗が無いようなら
    酸素系漂白剤でのアルカリ洗濯をして、2回目の濯ぎでクエン酸を入れる
    というのも試してみては?と勧めてみます。

     とにかく黒くならなければ・・・というような感じだったのですんなり
    受け入れてもらえるかもしれません。合成洗剤を使い蛍光増白剤で白く
    する世界にもどらないように願って・・・。

  • 炭酸塩に訂正します

    のり

    こんにちは。Ayarinさん

    すみません。誤解を招く表現でした、硬度成分と結合し沈殿するのは重曹で
    はなく炭酸塩のほうです。ただ重曹は水に溶かして時間が経つと炭酸塩に変
    化していくので風呂の残り湯に入れておけば間接的に硬度を下げる作用はあ
    るのではないかと思いました。そのため持っておられそうな重曹でといいま
    したが、冷水ですとこの反応が起きにくいのでやはり初めから炭酸塩を直接
    入れたほうが確実です。重曹しかない場合は重曹と水をステンレスのお鍋な
    どで加熱すると炭酸ガスが発生し炭酸塩になるのでそれを入れます。ちなみ
    に酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)も酸素を放出したあと炭酸塩が残りま
    す。

    硬度の測定は専用のものがないとできないと思いますが、硬度に差があるか
    どうかを調べるだけなら石鹸で簡単な実験ができると思います。
    500ccの同じ量の水道水と上澄み水を用意します。これに石鹸を混ぜて泡立
    ちを調べます。
    液体石けんをあらかじめ20倍に薄めたものを1カップ用意します。
    純石鹸が1グラムもあれば水1リットルを泡立てることができるので液体石
    鹸を薄めておくのは実験をやりやすくするためです。
    用意した水にスポイトで少しずつ液体石鹸を混ぜて泡立てていくと、ある滴
    下数で泡立ってくると思います。このはじまりの差で違いがわかります。硬
    度に大きな差があれば水の白濁の度合いも目で確認できます。

    猪ノ口さんによると酸素系漂白剤はアルカリ洗濯とほとんどかわりないとい
    うことでした。確かに一回だけの洗濯で洗浄力を比較してもほとんどかわり
    ないと思います。所詮濃度が濃度ですので本来の漂白する使用方法と比較し
    てしまうと漂白効果は低いといわざるを得ません。ただどんな温度でも活性
    酸素は出ないわけではなく出ています。より効果的にするにはぬるま湯以上
    で洗う、洗いのまえにしばらく浸け置く、または洗いの後すぐ脱水せずにし
    ばらく浸け置くです。

    確かに、猪ノ口さんのいうように軟水機を使うのが水道水の硬度を下げるの
    によい方法です。上澄みを使うというまどろっこしいことはしなくてすみま
    すし、硬度も20以下と極めて低くすることができます。
    熱帯魚や淡水魚を専門的に扱うペットショップなどには水を軟化させるイオ
    ン交換樹脂というものが売られているようですので自作することが出来ます。
    風呂水の硬度をこれで下げておいてそれを洗濯に使うとよいのではないかと
    思います。(一回目の濯ぎまでは硬度の低い水を使った方がよいです。)
    石鹸の消費量が大幅に減って、仕上がりも満足できるのであれば軟水のため
    の一時的出費も安いものではないかと思います。

  • 追記 やっぱり軟水機は…

    のり

    やっぱり軟水機なんていうとお知り合いも引いてしまうかもしれませんね。
    そこまでしないと石鹸を使いこなせないのかと思われると困るなと心配にな
    りました。もし炭酸塩で硬度を下げるやり方がフィットするならそのほうが
    手軽ですよね。

    2004年07月03日
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