

アルカリ洗浄は環境にやさしい?
はじめまして。
最近石鹸生活を始めたました。
重曹や酢での掃除も初めています。
洗濯の際に、石鹸を使う回数を減らし、アルカリ洗浄で・・・というのを聞き、重曹&炭酸ソーダ&酢リンスでの洗濯も始めてみました。
そこで、ふと思ったのですが、
石鹸を使うより、アルカリ洗浄の方がすすぎの回数が減り、水を節約する事は分かったのですが、環境に対してはどのようにいいのでしょうか?
石鹸も合成洗剤よりは自然分解がいいとは思いますが、使いすぎは汚染の元になるとは思います。
重曹、炭酸ソーダ、セスキなどは自然の物なので、汚染にはならないのでしょうか?
それともやはり使いすぎは何か影響があるのでしょうか?
それと、炭酸ソーダは手が荒れるほどのアルカリですが、中華麺やこんにゃくの凝固に使われている・・・ということですが、口に入っても大丈夫な物なのでしょうか?
無知ですみません。
どうぞよろしくお願いします。

- あっているかわかりませんけどこん/2005年11月28日 11:00
- Re: あっているかわかりませんけどみちゃん/2005年11月28日 14:50
-
あっているかわかりませんけど
こんあくまで私の個人的な理解、という視点でお読みくださいね。
石鹸は通常は100%生分解される点でも、魚毒性という点においても、
合成洗剤より遥かに環境に優しい、というのは事実だと思います。
分解というと、最終的に水と炭酸ガスに変ることを指すと思いますが、
有機物の分解と無機物の分解では、分解の仕方に違いがあります。
石鹸の原料は油=有機物です。
無菌状態で放置して勝手に分解する物ではなく、一定の時間をかけて生分解される物です。
生分解というのは、あくまで微生物が介在して初めて成立する物ですから、
すごく大量に排出すれば、微生物が活発に活動することで水の溶存酸素が減少し、
魚や貝などの水中生物の生存の危機となる可能性が、全くない訳ではありません。
まあ、こういったことは通常はありえないのですが、大量の排水が浄化されずに、
直接狭い沼に流れるような、極めて悪い条件下では起こり得ることです。
要するに、生分解されるから安心とばかりに、石鹸をじゃんじゃん使うのは、
食べカスやら廃油やらを排水に流すのと同様、水質に対して少なからず負荷をかけることです。
(それが合成洗剤なら、なお更負荷が大きいことになりますよね)
これに対して、重曹・セスキ・炭酸ソーダは無機物ですから、
微生物の介在なしに速やかに自己分解します。
しかも、通常の使用条件下で、家庭から川や海のPHが上昇する程の、
高濃度のアルカリ剤が排出されることは、ちょっと考えられません。
ということで、どちらがより環境にやさしいかというと、後者だと思います。
ですから、石鹸を使う時は十分に泡立つ量を使ってしっかり洗う。
軽い汚れの時はアルカリ洗濯と、メリハリを付けることが大切だと思います。
炭酸ソーダは食品添加物として認可されている物ですから、
食品に通常含有される程度の物は健康上、何ら悪影響がありません。
でも、炭酸ソーダの粉末その物を直に食したら、
そりゃ口や内臓がただれるような危険があるでしょうね。
それは、酢酸の濃度が5%のお酢を食べても大丈夫なのに、
酢酸の原粉末を直に口に入れると、口がただれるのと同じことです。
要は濃度の問題ですよ。 -
Re: あっているかわかりませんけど
みちゃんこん 様
分かりやすいご説明ありがとうございます。
とてもためになりました。
