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アルカリ助剤について

じゅんこ

はじめまして。一つご教示いただきたいのですが、
炭酸ナトリウムや重曹にて洗浄した場合、
その排水の環境への負荷はどの程度あるのでしょうか。
また、通常はどのように処理されているものなのでしょうか?
細かい質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

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2008年02月20日
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  • Re: アルカリ助剤について

    亀山 剛

    じゅんこさん、こんにちわ。百科スタッフの亀山です。

    > 炭酸ナトリウムや重曹にて洗浄した場合、
    > その排水の環境への負荷はどの程度あるのでしょうか。

    環境への負荷は使う量や濃度によって違ってくると思います。
    今のところ、周囲の環境に影響を与えるほどの量が使われているのは
    化学工場などの業務現場に限られ、それに比べると家庭で使うアルカリ剤の量は
    本当に微々たるものでしょう。
    しかし、家庭でも大量に使い続ければ、家庭用浄化槽内の微生物が弱って浄化能力が下がったり、
    側溝や河川への悪影響が出る恐れが全くないわけではない、と思います。

    下水が完備されている地域では、他から出る汚水や雨水などで下水管の中で希釈されるので
    浄化槽の地域よりも問題が出る確率は更に低いのではないでしょうか。
    だからといって無駄遣いはよくありませんが、
    今のところ、家庭用アルカリ剤の環境に与える負荷をそれほど気にする必要はないと思います。
    この手の事柄は気にし出すとトイレも洗い物も風呂もNGになってしまいますし。

    > また、通常はどのように処理されているものなのでしょうか?

    これは、いわゆる「下水処理」のことを念頭に置かれていると仮定してお答えします。

    例えば炭酸ナトリウムは水に溶けると以下のように電離してイオンになりますが、
    (Na2CO3 + 2H20 → 2Na+ + H2CO3 + 2OH-)
    今のところイオンを取り除ける下水処理場や家庭用浄化槽は無いようです。

    家庭用浄化槽は

     1)汚水が浄化槽内のタンクに流れ込む
     2)大体3段階位に分けて微生物による有機物の分解と固形物の沈殿を行う
     3)塩素剤で消毒してから地域の河川などに放出、最終的には海へ
      
    という仕組みで、下水処理場の工程は

     1)汚水は下水管を通って処理場へ行く
     2)沈殿槽で固形物を沈殿させて取り除く
     3)その上澄みに空気を送り込んで水中に存在する微生物を活性化して有機物を分解させる
     4)更に沈殿させたり砂で濾過したりするところもある
     5)消毒して大腸菌などの有害細菌を除く(塩素、オゾン照射など)
     6)河川などに放流、最後には海へ

    大体こんな感じで、浄化槽・下水処理場の両方とも
    水中に溶け込んだイオンを取り除くような処理はされていません。
    事業所などでナトリウムイオンなどの濃度が異常に高い排水を出すところは、
    下水に流す前に社内で基準値以下になるまで処理してから流すよう決められているのだそうです。

    環境への負荷を考えれば、洗浄剤を全く使わないのが一番なのですが、
    実際生活していく上でそういうわけにも行きませんね。
    ですから、このように疑問を持たれて自分なりに判断をして、
    できるだけ環境負荷の少ない方法を上手に選んでゆくことはとても大切だと思います。

    以上、ご参考になれば幸いです。

    2008年02月22日
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