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NHK高校講座で

まんぼうまま

まんぼうままです。こんにちは。

家庭総合第27回 衣生活 衣生活と環境問題で
洗濯と環境について取り上げていました。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/katei/archive/chapter027.html

その中のポイント2【洗濯と環境問題】 (12分44秒~)
で石鹸と合成洗剤についてこんな説明が…

『合成洗剤より石鹸を使うようにしよう、という話を聞きますが、実はそうとも言えません。
石鹸は、合成洗剤よりも早く微生物によって分解されます。
しかし、微生物が分解するときに必要とする酸素の量は石鹸の方が多く、川を汚してしまいます。
つまり、どちらも一長一短なのです。』

生分解性とBODのグラフも登場していて、その生分解性のグラフを見たら、石鹸の素晴らしさが実感できますが、残念なことに使用量が多いということだけ取り上げられてしまいました。

この高校講座の25回にも石鹸と合成洗剤についてワンポイント解説がありました。

http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/katei/archive/chapter025.html

番組の一番最後、エンディングのときにちょろっと出ているのですが、

せっけん
・動植物油脂から作る
・純せっけん成分100%
・弱アルカリ性
・洗浄力が高い

合成洗剤
・純せっけん成分が70%未満
・弱アルカリ性と中性がある
・中性の場合、毛や絹などに適している


炭酸塩入りの石鹸はせっけんじゃないの?
助剤入りの石鹸は合成洗剤?

ここに来られている方は大丈夫だと思いますが、これを全国放送で流し、私たちが大好きな石鹸に対して大きく誤解を招くようであればちょっと悲しいですね…

この様子は上記のURLで動画配信されていますので良かったら見てみてください。

2010年11月19日
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  • Re: 合成洗剤とPRTR法

    亀山

    まんぼうままさん、こんにちは。石鹸百科の亀山です。
    レスが遅くなりまして失礼しました。
    大変に興味深い問題提起をしてくださり、有り難うございます。


    大手合成洗剤メーカーは莫大な宣伝広告費を使って
    「合成洗剤には問題がない」と強調しています。
    一方、多くの石鹸メーカーはそれほど資金が潤沢ではないので大がかりな広告宣伝をすることができません。
    そのため、合成洗剤メーカーによってゆがめられた石鹸の姿が一般の方々に広く届けられてしまっています。
    ご紹介くださったNHK高校講座もそれを端的に示すものです。

    では事実はどうなのでしょうか。

    マスコミはほとんど報道しませんが、
    2010年現在、10種類の合成界面活性剤がPRTR法の「第一種指定化学物質」として指定されています(2011年からは9種類になります)。
    PRTR法とは、
    「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」のこと。通称は「化学物質管理把握促進法」といいます。
    (1999年7月公布、2001年4月施行、2008年改正)
    環境や生態系に悪影響を与える恐れのある物質がどこからどのくらい環境に出たか、どこからどこに移動したか、などをきちんと把握・管理するための法律です。

    PRTR法は「人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質」を管理規制します。
    そういった恐れのある物質のうち、環境中に広く存在すると認められるものを「第一種指定化学物質」(462物質)、あまり多く存在していないと見込まれるものを「第二種指定化学物質」(100物質)と規定しています。

    その「第一種指定化学物質」リストに、10種類の合成界面活性剤が入っているのです。
    その中でもAE、LASは台所洗剤やシャンプーなどに広く使われていますが水生生物に対して「極めて強い有害性」があるとして、問題になっています。

      平成20年度PRTRデータの集計結果では、
      「全国で排出量が多かった上位10物質」の4位に「ポリオキシエチレンアルキルエーテ(AE)」 が、6位に「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩(LAS)」が入っています。
      また、「家庭から排出される物質の割合 排出量合計5万6千トン/年」では、AEが37%、LASが24%。  この2種類の合成界面活性剤だけで61%を占めています。
      
      PRTR法について詳しくは、以下もご参照ください
      「PRTRデータを読み解くための市民ガイドブック」(環境省)
    http://www.env.go.jp/chemi/prtr/archive/guidebook.html
      
    一方、石鹸はそのリストに入っていません。
    2008年1月25日の「化管法対象物質見直し合同会合」で、オレイン酸ナトリウムとステアリン酸ナトリウム(平たく言うと「石鹸」)がPRTRの規制対象物質候補に上げられました。しかし半年後の7月、石鹸は候補から外されました。
    「ステアリン酸ナトリウムとオレイン酸ナトリウムは環境中で不溶性であるカルシウム塩となり、カルシウム塩の水溶解度限界までの濃度において毒性の発現がないと考えられ、生態毒性をクラス外に修正する。」という理由からです。

    合成界面活性剤はPRTR法で規制され、石鹸は規制されない。
    PRTR法によって、はじめて「生態系への有害性」が規制や管理対象の基準になり、合成界面活性剤の生態毒性が法的に規定されたのです。

    BOD値が高い石鹸がPRTR法の規制対象にならず、BOD値が低くて「川を汚さない」はずの合成界面活性剤が(まんぼうままさんがご紹介されたビデオの中に、まさにこのようなセリフがありましたね)PRTRによる規制対象になっているのはなぜでしょうか。

    それは、「量より質」が問題だからです。
    合成界面活性剤の中には分解性が悪いものがある(≒いつまでも水の中に残っている)。毒性を持っていると疑われる種類もあるらしい。しかも、日用品なので大量に使用されている。
    このような条件や、河川における実際の残留濃度から考えると合成界面活性剤のほうが水生生物に対して影響が大きい、と判断されたのです。

    石鹸のBOD値が合成洗剤に比べて大きいことは事実です。ですが、実際の下水、中小河川環境では微生物によってすみやかに分解され、一部の合成洗剤のようにいつまでも残留して生物に影響を与えるということはありません。
    今よりも下水道設備が整っていなかった1959年には38万トンの石鹸が使われていました。これは、現在の消費量約18万トンの2倍以上の量です。それでも河川は今よりきれいでした。

    そもそも、毒性のあるものと、有機物による汚濁を同一視すること自体がおかしいのです。
    ある生物が息をして炭酸ガスを出しても、それを吸収して成長する生物がいます。
    有機物が水環境に流れこむと、微生物がそれを食べるようにして分解します。
    結果として水がきれいになります。
    地球には、このように有機物を上手に利用し続ける自然のメカニズムがあります。
    そして石鹸はそれにきれいに乗ることができるものです。

    界面活性剤の生分解性に関する研究は比較的古くから実施され、多くの研究報告が出されています。その結果、以下のことが明らかになっています。

     (1)石鹸は究極分解性が非常に良い
     (2)合成洗剤では究極分解性の悪い洗剤がある
     (3)オキシエチレン鎖やベンゼン環をもつ界面活性剤は究極分解性が悪く、特にLAS(直鎖アルキルベンゼンスルフォン酸ナトリウム)ではそれが著しい

    現在、日本の洗剤は「生分解性がよい」と盛んにいわれていますが、この「生分解性」は「洗剤ではなくなった」(一次分解)というだけのことです。
    法律で定められた生分解性が「一次分解」を指しているからです。
    最初の洗剤としての姿が変わりさえすれば、後はどれほど長く環境中に留まろうと「(一次)分解性はよい」と言うことができるのです。
    ではもっと細かく分解される究極分解、つまり炭酸ガスと水にまで分解され有機物でなくなるまでのことを考えるとどうでしょうか。

    界面活性剤が自然の河川に流入したとき、分解に必要な日数を比較します。

     ●石鹸
     一次分解はすすいで水で薄まった時点で完了。つまり 一瞬で終わります。
     究極分解も1日あれば終わります。

     ●AE(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
     一次分解に8日。究極分解には30日以上かかります。
     オキシエチレン鎖という分解されにくい構造を持つためです。
     
     ●LAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸およびその塩)
     一次分解に8日。究極分解は30日後でも70%しか完了しません。
     分解されにくいベンゼン環構造を持っているためです。 
     さらに、水温の低い時期(10℃くらい)だともっと分解性 は悪くて9日経っても20%しか1次分解されず、さらに長期間環境中に留まる可能性のあることが分かっています。

      参照:
      ・『改訂版 化学物質と生態毒性』p.320 若林明子著
      ・「界面活性剤の生分解性」
       http://www.live-science.com/honkan/theory/srfctdata02.html

    石鹸は、有機物としては環境にかける負荷が大きいのですが、それ以上に生分解性が高いというメリットがあるので総合的には合成洗剤より生態系に「やさしい」と言えます。
    とはいっても、いくら使っても大丈夫ということではありません。他の物質と同様、石鹸も使いすぎには十分気をつける必要があります。

    生態毒性を持つ化学物質の規制を、国がようやく始めようとしています。
    そういう時に、マスコミがその規制対象である化学物質入り洗剤を使うのが「当たり前」であるかのような報道をするのは如何なものでしょうか。
    そのような報道が、結果として、石鹸という極めて有用なアイテムから消費者を遠ざけているのです。

    繰り返しますが、マスメディアではお金の力も相当にものを言います。
    新聞やテレビの「情報」はそういう影響をしばしば受けるものであるということを私たちは十分に心得ておく必要があると思います。

    2010年11月26日
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  • Re: NHK高校講座で

    ひなた

    ひなたです。まんぼうままさん、亀山さん、こんにちは。

    紹介してくださった番組を見てきました。これは本当にNHKの教育番組なのかと目と耳を疑いました。私が石鹸メーカーの人間だったら、書面で正式に抗議したくなるレベルです。以下に、特に疑問に感じたところを抜粋してみます。★のついているところが私の意見です。

    -------------------------

    ■洗濯と環境問題

    ●洗濯で川や海が汚れる

    兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授 潮田ひとみさん(被服学)登場(以下敬称略)

    生徒「川や海のためには合成洗剤より石鹸を使おうと言われています」
    潮田「そうですね。でも、実はそうでもないんです。これを見てください」

    合成洗剤と石鹸の生分解性を比較したグラフが出る。生分解性に係わる話を始める。比較するのは「LAS」「AE」「AS」「脂肪酸塩(石鹸)」。グラフで見ると石鹸がダントツで生分解性が高い。

    生徒「石鹸は生分解性は高いですね」
    生徒「合成洗剤のほうが分解されにくいんですか」
    潮田「そうですね。でも、こちらの図を見てください」
     
    石鹸と合成洗剤のBOD(生物化学的酸素要求量)を比較するグラフが出る。

    潮田「BODというのは川が汚れているかどうかを示す指標です。この数字が大きいほど川が汚れているということになります」

    --------------------
    ★BODというのは、ある物質が微生物によって分解されるとき、その微生物が必要とする「酸素の量」を数値で表したもの。その川に有機物がどのくらい混ざり込んでいるかの目安にはできるが、「川が汚れているかどうか」を直接示す数値ではない。川を汚すのは有機物だけとは限らない。

    ★BOD値が出るというのは生分解されて「土に還る」ことができる物質である証拠。逆に言うと、微生物がいくらがんばっても分解できない(土に還れない)ものにはBODは出ない。海に漂うビニール袋をエサと間違えて食べた生きものがたくさん死んでいるのが問題になっているが、プラスチックは分解しないのでBODは限りなく低い。だから水環境にとって良いものか?そうではない。BODという数値だけで環境にとって良いか悪いかを決めるのは非常に短絡的。こんなことをテレビで「教育」しないで欲しい。
    --------------------

    生徒「このグラフを見ると、石鹸のほうが合成洗剤よりも(BOD)数値が高いですね!」
    潮田「そうです。1回の洗濯で出てくる有機物の量は石鹸のほうが高いと言うことになります」
    生徒「合成洗剤はゆっくり分解するけれど、川は汚さないんですね!石鹸は分解早いけれど川が汚れるんですね!」
     
    --------------------
    ★合成界面活性剤は石鹸より分解が遅い分、石鹸より長い間川に居座って水を汚し続けるわけだが、それについて解説しないばかりか「合成洗剤は川を汚さない」と生徒に断言させている。この番組の制作者がそれを本当に信じているとしたら、かなり問題。

    ★合成界面活性剤の生態毒性について一言も触れられないのも不自然。NHKや出演されている大学の先生方は、毒のあるものが川に流れても、それは汚れではないと生徒に教えたいのだろうか。それともPRTR法を知らないのか。
    --------------------


    実験 洗剤の量と汚れ落ち

    合成洗剤の標準濃度と4倍濃度溶液を用意(汚れはラー油)。ピーカーに入れて、2分間かき混ぜる。1分間すすぐ。乾燥させる(アイロン)。どのくらい汚れ落ちに差がつくか。結果、標準濃度も4倍濃度も変わらない。

    LASの濃度による生分解性の差の折れ線グラフを見せる。20ml/lだと分解に10日かかる。5mg/lだと3日で分解。

    生徒「量が減るとこんなに速く分解されますね!」「普通の量でいいんですね!」

    --------------------
    ★石鹸も合成洗剤も両方悪いところがある、という(ニセの)前提を作った上で、合成洗剤についてだけ解決法を示している。石鹸については放置。扱いかたに公正さを欠いている。

    ★「合成洗剤も適正量を使えば分解が速い!」と生徒に言わせているが、量が4分の1なら分解にかかる時間もそれだけ減るのは当たり前。合成洗剤の分解が遅いのは何も変わらないのに「分解が速くなった!」とプラス評価を与えすぎ。

    ★合成洗剤は界面活性剤だけでできているのではない。水軟化剤、金属封鎖剤、ミセル増強剤、蛍光増白剤、酵素類などの助剤や香料など、さまざまなものが配合されている。これらの中には、生態に悪影響があると疑われるものや分解性が非常に悪いものもある。それらについてまったく触れていない。
    --------------------


    兵庫教育大学学校教育研究科准教授 永田智子さん登場(以下敬称略)

    生活排水の中のBOD負荷量の構成の円グラフを見せる。
    「屎尿30%。風呂20%。台所40%。洗濯10%」
     
    生徒「台所とお風呂、どういうものがBODが高いことになっているのでしょう」
    永田(表を見せる)

     *生活からの水の汚れ。それぞれのBOD(g)は……
      醤油大さじ1(15ml)2.1  牛乳(180ml)25
      とぎ汁(1000ml)4.3
      石鹸(35g)34  合成洗剤(15g)3.5

    --------------------
    ★ここでも石鹸のBOD値の高さを強調。それにしても比較する量がばらばらすぎる。合成洗剤はコンパクト型でも水30Lに20gは必要(アタック、トップ、ブルーダイヤ)。従来型だと、水30Lに40g必要だと公式サイトに書いてある(ライオントップ)。それなのに、なぜ「15g」という少量なのか。
      
    ★比較対象のアイテムも、石鹸のBODだけが突出するよう選ばれている印象。たとえば食用油は500mlで400gのBOD値が出る。単純計算で、50mlだとBODは40g。BOD値の高いものを出さないようにしようと教えたいなら、なぜこういう身近な物質を出さないのか。石鹸よりBOD値が高いアイテムを出したくないという意向だろうか。
      
      *http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20040421_1.pdf
       6ページ目に食用油のBOD値表あり。
    --------------------

    いろいろと書かせて頂きましたが。

    とにかくBODに焦点を絞りすぎという印象です。石鹸のBODを「川を汚すもの」として非難するなら、合成界面活性剤の毒性についても触れるべき。そもそも、とりあえず生物の力で分解でき、自然に還ることができるものと、明らかな毒性を持つものとを単純に比較すること自体がおかしなことです。

    この番組は興味本位のバラエティショーではなく、NHKの教育番組。次世代の若者を教育するための番組です。それなのになぜ、知識を出し惜しみしたり妙に偏った伝え方をしたりするのでしょうか。合成洗剤に不必要なまでに肩入れをしているようにも感じられ、非常に問題がある内容だと思いました。民放だと「スポンサーの意向」という強力な縛りがありますが、NHKにはそのようなこともないはず……なのですが。

    そういえば、以下の分け方も噴飯ものですね。

    ----------
    http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/katei/archive/chapter025.html

    せっけん
    ・動植物油脂から作る
    ・純せっけん成分100%
    ・弱アルカリ性
    ・洗浄力が高い

    合成洗剤
    ・純せっけん成分が70%未満
    ・弱アルカリ性と中性がある
    ・中性の場合、毛や絹などに適している
    ----------

    この定義だと、無添剤石鹸以外は石鹸でないことになります。炭酸塩40%配合の洗濯用石鹸は合成洗剤になります。こんな間違いをなぜ、学生さんたちに教える必要があるのでしょうか。以下のようではいけないのでしょうか。


    ■洗濯用の石鹸と合成洗剤の違い

    石鹸
    動植物の油脂から作る。
    炭酸塩やケイ酸塩などのアルカリ助剤や香料が配合されることがある。

    合成洗剤
    合成界面活性剤を主成分とする。
    蛍光増白剤や酵素、水軟化剤やミセル増強剤などの助剤や香料が配合されている。


    ただ、この放送を見て「石鹸は、合成洗剤より優れた洗浄剤なんだな」という感は強くしました。これだけ「BOD! BOD!」と石鹸を叩くと言うことは、逆に言うと、それしか叩きどころがないということなので。

    家庭から出る石鹸分を減らしてBODを下げることは簡単です。アルカリ洗濯を組み合わせたり、むやみに洗いすぎないように心がけたりして石鹸を使う「回数」を抑えればそれで解決。合成洗剤の分解性を高めるよりよほど簡単です。

  • Re: NHK高校講座で

    sinosan

    まんぼうままさん、興味深い情報をありがとうございました。
    ひなたさん、私の感じた番組へのもやもやした腹立たしさを理路整然と解説してくれて感謝、ご意見まったく同感です。
    亀山さん、あの番組であえてというかわざと取り上げなかったかもしれないPRTR法をわかりやすく教えていただきありがとうございます。

    私もPRTR法についていくつかサイトを調べてみました。
    PRTRインフォメーション広場というところでなぜこの制度が必要か説明していたのですが、
    http://www.env.go.jp/chemi/prtr/about/about-2.html
    豊かで便利な私たちの生活は、化学物質を原材料にしたたくさんの製品によって支えられいる。
    環境中に出た化学物質は、すぐに水や二酸化炭素などに分解されてしまう場合もあるが、そのまま川や海の底質に蓄積したり、食物連鎖を通じて生物の体内に濃縮されていく場合もある。
    化学物質は私たちにとって有用なものですが、その中には有害な性質をもったものもある。
    化学物質などが、環境中に排出され、環境中の経路を通じて人の健康や生態系に有害な影響を及ぼす可能性のことを、「環境リスク」と呼ぶ。
    環境リスクを持つ化学物質の排出削減に取り組んでいくためには、その出発点として、どのような物質が、どこから出てどこへ行っているのか、それはどのくらいの量なのか、といった基本的な情報をすべての関係者で共有することが必要。

    そのための法律がPRTR法ということでした。
    「環境中に出た化学物質は、すぐに水や二酸化炭素などに分解されてしまう場合もある」とはまさに石鹸のことではありませんか。
    石鹸は古くから人間が利用してきた化学物質ですが、環境に悪影響を与えることが少ないという今の時代の必要にかなった最新の化学物質でもあるんですね。

    この石鹸と無機質のアルカリ剤を組み合わせた洗濯や掃除は、今の時代が求めている最先端の方法でもあると自信を持って語りたいと思います。

    大手洗剤メーカーの宣伝広告、合成洗剤擁護し石鹸にネガティブなイメージを植え付ける情報の洪水の中で、石鹸の本当の姿、使いこなしのコツを伝える声は残念ながら本当に小さいですね。
    でも、こつこつとあきらめず情報を発信することって大切なことと思います。
    アメリカのソーパーさんがモットーとしている古いことわざを思い出しました。

    「象を食べるにはどうしたらいい?答え、一口づつ」

    2010年11月30日
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