
少ない水で体をきれいにするために
Billieさん、具体的な情報をありがとうございます。
介護の仕事をしていて得たアイデアの中で役立つかもしれないことを書き込みます。
状況によってはできないこともあるかもしれないですが、
少しでも役立ちますように…
お風呂に入れなくても、手浴、足浴をすることができれば体の不快感をかなり減らすことができます。
その時バケツ、または洗面器に少しのセスキ炭酸ソーダや重曹を入れると汚れを落としやすくなります。
足を少しの時間バケツにつけて、そのあとタオルなどでこする、
その時に軍手を使うというのが介護のアイデアです。びわこや
和紡布で洗ったのに似た効果になると思いますよ。
暑い時期に役立つと以前に話題になった重曹入りのお水でしぼったタオル(重曹ミント、セスキミントなど)
温かいお湯でハッカなしで作ったおしぼりやタオルは清拭に役立ちます。
洗面器の水に小さじ1の重曹を入れ、これでおしぼりを作って拭く。
停電していない時間にアツアツにしたものを作って、アウトドアで使うクーラーボックスのひとつに入れておけば停電などで寒いときにおむつ交換したり、失禁したために着替えをするときに体をふくために役立ちます。
作るときには、水に重曹を混ぜたものをタオルにつけて濡らし、それをたたんだり丸めたりしておき、電子レンジでチンすると楽に作れます。
使う前にビニールの袋に入れておくとなお冷めずらいのでいいです。
またはミニ・スプレーボトルに重曹水を入れてスプレーしてハンカチで拭いたり、ハンカチにスプレーしてそれで脇を拭いたりできます。
おむつ交換の時、陰部洗浄をときどきすると清潔を保ちかぶれを防ぐのに役立ちます。
台所用液体石鹸や洗剤の空き容器にお湯を入れてオムツを換えるときにシャワーのように当てます。
そのお湯を重曹水にしたりお茶(出がらしで十分)にすると消臭効果があり、
下手に洗剤や石鹸で洗ってすすぎ残しがあるよりも肌にやさしいと聞きました。
お年寄りや赤ちゃんのおむつ交換の必要な方はお試しください。
Billieさんも直面された脱水症状について。
筋肉の少ないお年寄りと赤ちゃんは水の補給が止まると簡単に脱水症状を起こしてしまう。
脱水が起きると熱が出る。お年寄りや普段の体温が低い人は36.5度くらいでももう発熱ということがるので要注意。
脱水が起きると皮膚が乾燥している。
皮膚の乾燥を知るにはわきの下を触れてみる。
なんとなく元気がないようであれば脇の下に触ってみる。
脇の下がツルツルっとすべった感じになっていると
「あ、乾いているな」とわかる。
水さえ足りていれば、さっとなでると湿り気があるので
ちょっとひっかかるような感じがする。
以上は竹内孝仁さんの介護基礎学の脱水の医学という項目にありました。
この状況でストレスから下痢になったり、食欲、水分摂取が少なくなったりした時にぜひ脇の下をさわり早めに脱水症を見分けて適切な水分補給をお願いします。
水分補給は脱水症予防だけでなく、感染症予防、エコノミー症候群の予防など多くの健康上の問題を回避するうえで重要です。
なので被災地で水が足りていないとの情報を目にすると本当に心配です。
一日も早く命を支えるものが十分に被災者の方にいきわたるようになりますようにお祈りしています。
※「断水・停電など非常時に役立つ洗濯掃除など生活のテクニック(http://bbs.live-science.com/modules/d3forum/index.php?topic_id=3458)」
にお寄せ頂いた情報をより見やすくするため、勝手ながら2011年03月17日sinosanさんのコメントをトピックとして立てました。 管理人S