
合成界面活性剤ってどうやって作られるんですか?
はじめまして、cashiraといいます。
界面活性剤が肌に悪い成分だと知り、自分なりに色々調べ、こちらのサイトに辿り着きました。
そこで質問なのですが、合成界面活性剤は原材料は何から出来ていて、どうやって作られているのですか?
界面活性剤である石鹸は、
「油脂と強アルカリを混ぜて加熱して化学反応が起きたもの」
とありましたが、合成界面活性剤も基本的にはそれと同じようなものなのでしょうか?
詳しい方がいたら、教えて頂きたいです。
よろしくお願い致します。
- Re: 合成界面活性剤ってどうやって作られるんですか?ひなた/2011年04月28日 11:13
- Re: 合成界面活性剤ってどうやって作られるんですか?cashira/2011年04月29日 11:42
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Re: 合成界面活性剤ってどうやって作られるんですか?
ひなたcashiraさん、こんにちは。ひなたと言います。
> 界面活性剤が肌に悪い成分だと知り、
界面活性剤すべてが、どんな場合でも、肌に悪いとは言えないと思います。お風呂で体を洗うくらいなら、石鹸でも合成界面活性剤入りのボディソープでも特にお肌に悪い影響は出ないですよね。その製品に、たまたまお肌に合わない成分が配合されていたら話は別ですが。
合成界面活性剤は、相当に薄まっても洗浄力(界面活性作用)を失わないことも多いので、その点では要注意といえるかもしれないです。良く洗い流さないとお肌に悪いと思います。石鹸はその点、薄まると界面活性剤ではなくなるのでやや安心かなと思いますが、でも、あまりたくさんお肌に残るとやはり良くないと思います。
> そこで質問なのですが、合成界面活性剤は原材料は何から出来ていて、どうやって作られているのですか?
合成界面活性剤は石油や石炭からもできますし、オリーブオイルやヤシ油などの植物性オイルからもできます。以下の記事に詳しく書いてありますよ。
合成洗剤の歴史
http://www.live-science.com/bekkan/intro/history.html
もっと具体的な作り方を知りたければ、合成洗剤メーカーに質問されるとよいのではないでしょうか。
> 界面活性剤である石鹸は、
> 「油脂と強アルカリを混ぜて加熱して化学反応が起きたもの」
> とありましたが、合成界面活性剤も基本的にはそれと同じようなものなのでしょうか?
ものすごく大ざっぱに言えば、そうだと思います。合成界面活性剤も石鹸も、油脂と何らかの薬品を反応させて作ります。ただ、油脂から石鹸ができる反応は相当にシンプルです。たき火で肉を焼いたらできることもあるくらいのシンプルさです。
石鹸の歴史
http://www.live-science.com/honkan/soap/soaphistory01.html
一方合成界面活性剤を作るには、高温高圧その他の条件が必要なので、専門の設備がないとできません。たき火で肉を焼いたくらいでは、もちろんできないです。
数年前にできた法律(PRTR法)では、ボディソープやシャンプーによく使われる合成界面活性剤が「第一種指定化学物質」に指定されました。これに指定されたと言うことは、その物質が魚や自然にとって「良くないものである恐れ」があると公式に認められたということです(石鹸も一通り審査されたそうですが、問題なしだったそうです)。このあたりまで考えに入れると、石鹸と合成洗剤は基本的に違うものだ、とも言えるなと思います。 -
Re: 合成界面活性剤ってどうやって作られるんですか?
cashiraひなた様こんにちは、回答ありがとうございます。
詳しく説明して頂いてありがとうございます。
なるほど、やはり石けんのように単純ではないんですね。
私自身とても肌が弱いので、顔も体も石けんで洗っていて、合成界面活性剤=肌に悪いもの、とばかり思っていました。
実際その可能性は高いと思いますが。
ただ環境のことを考えると、やはり合成界面活性剤は自然に良くないようですね。
その辺は今までは漠然としか思っていませんでしたが、法律で認められたとなると、もっと真剣に考えなくてはいけませんね。
合成界面活性剤については、もう少し勉強していきたいと思っています。
では、ありがとうございました。